中性脂肪が高めの方へ!放っておくと怖い!脂肪肝の改善方法とは?

2020年10月16日

健康診断などで、

中性脂肪の数値が高めだった方。

日ごろ運動不足で、

中性脂肪高めなのかも？と思っている方。

その中性脂肪。

放っておくと、怖い場合がありますよ。

気が付くと“脂肪肝”になっているかもしれません！！

“脂肪肝”になる人って、

お酒飲む人でしょ？

私は太っていないから

関係ないよね？

などと思っている方も多いですが、

そんなことはありません。

そこで、中性脂肪と脂肪肝について、

正しい知識を持って、

中性脂肪を減らす方法を

これからご紹介していきますね。

中性脂肪とは？

人の体が活動する時に、

エネルギーとして最初に使われるのは、ブドウ糖ですが、

それがなくなると、

貯蔵されていた体脂肪を分解してエネルギーとして使います。

この体脂肪は中性脂肪が元になっています。

中性脂肪は少なすぎるとエネルギー不足で疲れやすくなってしまいます。

でも多すぎると、悪玉コレステロールを増やして、

心臓病、脳梗塞、脂肪肝などの生活習慣病を引き起こす原因になってしまいます。

脂肪肝とは？

脂肪肝とは、

肝臓に異常に脂肪が蓄積された状態を言います。

具体的には、

肝臓に30％以上脂肪が溜まっている状態です。

そして怖いことに、

たとえ、今現在脂肪肝になっていても

肝臓の70％以上の組織が壊れない限り、

自覚症状が全くないのです。

脂肪肝の原因は、

ほとんどが生活習慣の乱れからくるものです。

アルコールの飲みすぎ、食べ過ぎや肥満、運動不足、ストレスなどが

原因としてあげられます。

急なダイエットや糖尿病でも脂肪肝を引き起こすことがあります。

お酒を飲む？飲まない？

お酒の飲みすぎが肝臓に悪いことは、

割とみなさんがご存じのことと思います。

もちろん、

脂肪肝もアルコールが原因のものもあります。

でも、実は日本人は、

アルコールの飲みすぎが原因の脂肪肝よりも、

飲まない人、食べ過ぎによる原因の方が多いのです。

そして、この非アルコール性脂肪肝の方が重症化しやすく、

放置すると、肝硬変、肝臓ガンに進行しやすいのです。

脂肪肝がすべて重症化するということではありませんが、

早期に発見して、原因となる生活習慣や肥満を解消し、

経過観察することが大切です。

脂肪肝になっていても

自覚症状はありませんが、

「ドロドロ血」になっているので、

血流が悪く、全身の細胞に酸素と栄養が十分にいきわたらないので、

疲れやすい、肩がこる、頭がボーっとするという症状が出ることがあります。

思い当たる方は、

血液検査で脂肪肝はわかりますので、

検査をしてみてはいかがでしょうか？

脂肪肝の改善方法

比較的軽い脂肪肝は、

セルフケアでかなり改善されます。

体重を2キロ減らせば、肝臓に溜まった脂肪が減り、

肝機能が回復します。

1.アルコールを控える

アルコールが原因の場合は、

禁酒が効果的です。最低でも週に2日は休肝日を作りましょう。

2.バランスの良い食事

基本的には、脂質、糖質の多いものを控えることが大切ですが、

特に糖質を減らすことが有効です。

ごはんや、パン、麺類を、毎日一口残すことで、

1か月に500g、4か月で2ｋｇ減らせると言われています。

それに加えて、

魚、大豆、卵などの良質なたんぱく質を摂ることと、

食物繊維、ミネラル、ビタミンもバランスよく摂ることが大切です。

緑茶に含まれるカテキンも効果があるようですので、

食事の際に飲むのも良いですね。

3.適度な運動

肥満が原因の方は、週に250分以上、早歩きなどのややきつめの運動をすると、

体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、

善玉コレステロールや、肝臓の炎症を防ぐ物質が増える効果があるようです。

これが理想的な運動ですが、

なかなか続けられないという方は、

ウォーキングを習慣にしたり、

またスクワットや片足立ちなどの軽い筋トレでも効果はあります。

まずは続けられそうなものから始めてみることが大切です。