妊娠して大変なのはつわりや腰痛かと思いきや、「やけに鼻水が詰まる(のどのほうに流れてくる)」と感じたことはありませんか?風邪かと思ってもそれ以外に体調の変化もなかったり...もしかしたらその症状は後鼻漏かもしれません
後鼻漏ってなに?
鼻から垂れてくる鼻水のことを「前鼻漏」というそうです。逆に喉のほうへ流れていく鼻水のことを「後鼻漏」ということです。
ちょっと汚い話になってしまうかもしれませんが、一日を通してどれくらいの鼻水が作られているか知っていますか?その量なんと1リットル以上!凄く多いんです。でも鼻炎や花粉症、風邪でもなければ一日中花をかんでいる人っていないですよね。これは鼻水自体がサラサラしていて自然と喉のほうへ流れて行っているからなんです。では後鼻漏の何が問題なのでしょうか
それは鼻炎や蓄膿症を併発している場合です。なぜなら鼻水の量が普段よりも増えていて、粘り気のある状態になっているからです。その結果以下のことが起こってきます
1.常に鼻水がのどに降りてくる
鼻水の量が多くなり常に流れている状態になります。そのため口の中にも鼻水がたまりやすい状態になっています。また、昼夜問わずのため寝苦しさも感じられるかもしれません。
2.喉に違和感を感じる
粘り気の強い鼻水が出るということもあり、普段は自然に流れているものがつっかえやすくなります。すると常にのどに鼻水がたまり、違和感を感じるものと思われます。
3.口臭がする
特に蓄膿症の経験がある方はわかるかもしれませんが、蓄膿症では鼻に膿がたまっているため、臭いのある鼻水が作られます。そのため、喉へ流れてきても臭いが口から出てきてしまうのかもしれません。
妊娠中の後鼻漏
妊娠中にも後鼻漏が気になることが多いと思われます。そもそも妊娠するとホルモンバランスが変わるため、免疫力が落ちて アレルギーの症状が出やすくなるようです。ですので 鼻炎になり 鼻が詰まりやすくなるのです。また、体調も変化しやすいですよね。そんな中、妊娠中に気になるのはつわりですよね。「後鼻漏とはどんな関係があるの?」と思う方もいるかもしれません。これは個人差がありますが、後鼻漏によってつわりの症状が悪化する場合もあるそうです。
ではなぜつわりが悪化するのでしょうか?個人的な意見になりますが、以下のことが考えられます
1.臭い
妊娠初期には臭いに敏感になる方も多いと思います。そんな時に臭いのある鼻水がのどのほうに流れてくるため、余計に気持ち悪くなってしまうのではないでしょうか
2.鼻水が溜まってしまう
鼻水を出そうと鼻をかむ頻度が高くなるのも一つですが、蓄膿症がある場合鼻の中で炎症もあります。そのため目や鼻の周辺にも症状が出るのではないでしょうか。
後鼻漏の対処法
後鼻漏がなんなのかつわりにどんな影響があるのかを書いてきました。しかし、妊娠中は薬一つ飲むのにも気を遣わなくてはいけません。ですので、あまりにつらいときには産婦人科や耳鼻科に行って相談するようにしてくださいね。耳鼻科では必ず妊娠してることを伝えてください。特に、妊娠中は初期・中期・後期でホルモンバランスが変わったり、おなかの中での赤ちゃんの成長具合も全然違ってきます。適切な処置をしてもらいましょう。
また、生理食塩水を使用して鼻うがいをするという方法があります。最近は薬局などで簡単に購入できるのもうれしいですね。私も使ったことがありますが、鼻がツーンとすることもなく使用後は鼻がすっきりします。ただ、最初はうまく鼻うがいができませんでした。繰り返して慣れるしかないですね
妊娠中の後鼻漏~鼻のもやもやどうしよう~ まとめ
後鼻漏と鼻炎・蓄膿症を併発すると?
- 常に鼻水がのどに降りてくる。
- 喉に違和感を感じる
- 口臭がする
妊娠中の後鼻漏「つわりとの関係」
- 臭い
- 鼻水がたまってしまう
対策
- 産婦人科や耳鼻科に行く
- 鼻うがいをする
私も初期から中期にかけて鼻炎が悪化し後鼻漏に悩みました。しかし比較的軽く、鼻うがいで落ち着いていたのでお医者さんにはいきませんでした。でも鼻が詰まると苦しいですし、ストレスを感じますよね。「鼻づまりくらい...」とガマンをするとお母さんも苦しいですし、おなかの赤ちゃんも苦しくなってしまうと思います。あまりにひどいときには速やかに病院に行くことをお勧めします。
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