美しい緑の森に囲まれた家、広い野原の中にぽつぽつと建つ家。
ちまちました町に住んでいると、憧れますね。
年齢を重ねるごとにあんなのどかなところでノンストレスの毎日を過ごしてみたいと思ってしまいます。
そんなのどかな田舎に家がある人は、うらやましい。
老後は田舎でって感じ、いいなあ・・・。
と、まったりしていると・・・・
「そんないいことでもないよ。」
「ただ家がある。家を持っているというだけで、面倒なだけだ」
「住まない家の税金を払ってるなんて、本当に無駄!」
あなたの愚痴が聞こえてきました。
最近ずっと気がかりに思っているんですね。
では、おそらく、この先住むことのない田舎の家を売却したいけれども街中とは違って、簡単に売れないと悩んでいるあなたに今からでもできる対策と注意点をお教えいたします。
よ~く読んでくださいね。
その家や環境についてよく知ろう
あなたが売りたいと思っている家のことをあなた自身はどのくらい知っていますか?
長い間訪れたこともなく放っておいた家なら、なおさら時々掃除をするために通っていたとしてもその家の特徴や周りの整備(水道・ガス・電気・電話など)の状況、土地への法律規制の有無などについてしっかりと把握していますか?
そんなこと、どうすればわかるのか、
一番手っ取り早い方法は、専門家に聞くことです。
家を売るためには、まず不動産会社に査定をしてもらわなければなりませんよね。
その時に、不動産会社が調べてくれますので、その情報をいただけばいいのです。
普通、査定は数社にお願いしますが、家・土地の情報・種類を教えてもらったからと言って必ずしもその業者に頼まなければならないわけではありませんし、査定をした段階で、すぐに売りに出さなければならないこともありません。
まずは、家の情報を聞いた上で、少しでも高く早く売るための作戦を立ててみるんです。
正直、不動産会社にとって田舎の家は、特別な場合を除いてあまりうま味のある取引ではないそうです。
なので、売りに出してくれたものの、その後大した工夫もなく、いつまでたっても売れない、という物件も少なくないそうです。
自分で動かないと売れないんです!
家の情報をつかんだら、次は周囲の状況確認です。
なんだか探偵気分になってきました。
では、探偵先生、この家の周りには、何がありますか?
森、湖、田畑、川。川は、きれいですか?
お店はありますか?
ご近所は、どんな感じ?
交通の便は?
駅・バス停は?
病院・郵便局は?
などなど、普通に住むと仮定して必要なものがどの程度揃っているかを調べてみてください。
もし結構な不便さだと驚くような立地でも別荘としてなら適しているかもしれません。
さて、必要な情報をある程度掴んだら、それぞれの特徴に応じた対策を考えましょう。
家を売る場合に注意しておくこと
対策を練る前に、チェックしておくことがあります。
売却したい家・土地が市街化調整区域に立っていると原則として、そこには新たに建物は建てられません。
市街化調整区域とは、市街化(住宅地・商業地・工業地)を抑制すべき区域を言います。
簡単に言うと、街にしてはいけない地域で、大体が周りは農地です。
つまり、田舎ですね。
じゃあなぜ家が建っているの?
という疑問がわいてくると思いますが、それは、市街化調整区域に指定される前に建てられていた家なんです。
その家を建て直すことは、できない可能性もあるので、大変に重要なポイントですね。
市街化調整区域に入っていた場合でも、開発許可が取れるところがありますので、市街化調整区域の土地に詳しい不動産会社に頼んで確認してもらう方法が一番いいでしょう。
その上で、許可さえ取れれば建物が建てられるのなら、環境にもよりますが、それなりの価格で売れる可能性もあります。
それと念のためにチェックしておいたほうが良いこととして、ご近所との密接度です。
田舎の場合は、都会に住んでいる人が想像できないくらい隣同士、ご近所付き合いが多く密接なことがあります。
そんなことは、買った人の問題と言われるかもしれませんが、売る側の責任として、やはり一言助言をしてあげることも大切ではないでしょうか。
「買ってよかった」と言ってもらえるほうが、いいと思いませんか?
さあ 売り出しましょう!
情報もつかんだし、土地や環境のチェックもした。
さあ、作戦を考えるぞ!
といったものの、どうすればいいのでしょう?
あなた自身が動けることは、その家のお手入れです。
今までから、定期的に掃除をしたり、草むしりをされているなら問題はありませんが、買う側の気持ちを考えると、よく似た条件ならしっかり管理、手入れをされているほうに心が動きますよね。
場所が遠いなら、安い管理サービスを頼むという方法もあります。
今からでも、できることがあれば、即行動です。
次に、田舎ならではの良さを見つけ出すことです。
例えば、アクセスの悪さを誰にも邪魔されない自由さととらえてそれを欲する人に情報発信をする。
必要以上に広い家なら、シェアハウスとして、日本びいきの海外の人に紹介する。
または、民家のたたずまいを残した家庭料理のお店などへの可能性を考えてみる。
または、伝統工芸の職人さんの工房として使えないか?
最低限の整備、ライフラインが確保されていれば、第二の人生を過ごす終の住処としての需要もあります。
もちろん、個人的に売り出すことは難しいですが、不動産会社へ提案することはできるでしょう。
ネットなりチラシなりに売り出し情報を載せてもらうときにセールスポイントとして付け加えてもらうだけで、
違うかもしれません。
何もしないよりは、いいと思いますよ。
家の情報を基に、いろいろ分析してみたけれど、アピールポイントが何一つない!ということもあるでしょう。
その時は、価格は少々安くても、早く売ることに専念したほうがいいです。
放っておいても、固定資産税は、払わなくてはなりませんし、時間がたつほど、どんどん価格は安くなるのですから、ただ持っているだけよりは、売ってしまったほうがいいや、くらいの気持ちでいましょう。
ある程度安くても売りぬきたいと考えるなら、不動産会社だけでなく、地元の自治体を利用するという方法もあります。
自治体によっては、近頃問題になっている空き家問題の対策として空家物件を登録して興味のある人に公開する
「空き家バンク」を運営しているところもあります。
個人の力では探し出せない需要者が見つかるかもしれませんよ。
一度確認してみてください。
まとめ
お話があちこちに広がり、少しややこしかったかもしれませんが、一言で言えば、家のことをしっかり知ってから、その家に合った売り出し方を見つけること。
そういうことです。
最近は、田舎暮らしに憧れている人も多く家の手入れや必要なら少々のリフォームをすれば思っているよりも高く売れることだって考えられます。
今の自分たちには無駄な家だとしてもご先祖から受け継いできた家です。
できることなら、必要としてくださる人に喜んで買っていただき、あなたも助かるという形がご先祖にとってもよいのではないでしょうか。
業者任せにせずにご先祖の守ってきた大切な家を継いでもらう人を見つけ出すつもりでいろいろチャレンジしてみてください。
Q:サプリメント、化粧品などを 実質無料で手に入れるには?
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ハピタス