家を売りたいのであればタイミングは重要です。
ただタイミングといわれてもわからないし、わからないままだとタイミングを取るのも難しいでしょう。
タイミングによって家を売った時の価格に影響がありますので、今回はどのようなタイミングが家を売るタイミングなのかを説明いたします。
どういう相場の時が家を売るタイミング?
市場の動向によって家を売るタイミングを見計らうことは可能ですが、相場のタイミングを見極めるのはプロでも簡単ではありません。
相場には波があり、2008年9月のリーマンショック以降、大幅に下落し、その後の2011年の東日本大震災を経て下落傾向はしばらく続きました。
しかしアベノミクスが開始された2013年に下落が止まり、上昇に転じました。このように流れを追うと2000年前半に家を購入した人や2010年、2011年、2012年に家を買った人は2013年以降の相場上昇のタイミングで家を売るのが良いことがわかります。
簡単にいうと買った時より相場が上がっていれば売り時だといえます。
税率がどれぐらいの時が家を売るタイミング?
家を売るタイミングは税制も関連してきます。
不動産を売却すると売却益、いわゆる譲渡所得(所得税と住民税)に対し、課税される仕組みになっておりますが、この税金を計算するときの税率はその家を所有した期間によって変わります。
具体的には以下です。
- 短期譲渡(所有期間が5年以下)
税率:所得税/30.63% 住民税/9%
- 長期譲渡(所有期間が5年以上)
税率:所得税/15.315% 住民税/5%
- 軽減税率の特例/居住用財産(10年以上、譲渡取得6000万円以下の部分)
税率:所得税/10.21% 住民税/4%
- 軽減税率の特例/居住用財産(10年以上、譲渡取得6000万円以上の部分)
税率:所得税/15.315% 住民税/5%
上記を見てもらうとわかりますが、売却予定の家を所有する機関によって税率が変わることがわかります。
そのため、所有期間が短いと税率が高くなりますので注意が必要です。
どの季節が家を売るタイミング?
季節で家を売るタイミングで適している季節は一般的に年度末である1月~3月がもっとも適しているといわれております。
日本の場合だけですが、年度が替わるのが4月ですので、その前の数か月ということです。
新学期や新年度の始まりに合わせ、引っ越しをする人が多くなるのもこの時期ですのでこの時期が家を売りやすいタイミングであるといえます。
季節でいうと規模は小さいですが、秋も移動シーズンではありますので家を売るタイミングとしては適してます。
修繕したら家を売るタイミング?
中古住宅を購入する際に、購入者が一番に気にする点は築年数が長ければ長いほどしっかりと修繕しているのかどうかを気にする傾向にあります。
築年数によって安いことよりも修繕したかどうかを重要なので、築20年以上経過していてもしっかりと修繕し、買主へ修繕した部分の詳細を説明できれば売却時の価格は大きく下がらない傾向にあるということです。
したがって、修繕した直後が家を売るタイミングとして適しているといえます。
住み替えたい時は家を売るタイミング?
住み替えの場合、売って、買うという状況になります。
そのため、住み替えの場合は家を売るタイミングが非常に難しいです。
おおむね家を売ってから新しく住む家を探し購入するという方法が一般的です。
この方法であれば、家を売ってからになるので、資金も把握しやすく新居を購入する際の予算も立てやすくなります。
デメリットは、家が予定よりも早く売れてしまった場合、仮の住まいを探さなくてはいけなくなるという点です。ただ一番のネックである家が売れないという懸念事項はクリアしているので売りを先に行うのが一番リスクが少ないといえるでしょう。
逆の新しい家を購入してから家を売る場合、資金的に余裕があるなしにかかわらず、損失は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
家が売れない場合、不動産会社によって買い取るという方法がありますが、買取の場合、相場よりかなり低い金額での買取になりますから、家を高く売りたい場合は新しい家を購入してから家を売るという選択はおススメしません。
家を売るタイミングは売却する理由で変える?
家を売るタイミングは売る人の経済状況や事情、ライフスタイル、家族構成によって理由は様々です。
「転勤で引っ越ししなければいけなくなった」
「海外へ留学するため」
「子供が生まれ、今住んでいる家が手狭になった」
「両親の自宅を相続したが維持できないため」
売却理由は必ずありますから、家を売る前に一度具体的な売却理由を考え、それを元に次の家の希望条件は何なのかを洗い出し、家の値段や家を売るタイミングを決めるというのもよいでしょう。
家を売るタイミングは考えなくてよい?
家を売るタイミングは季節や築年数(税率)、修繕後、住み替えと説明してきましたが、不動産会社側からすると少し様子が違って、不動産会社側からすると以下の見解が多いようです。
年間を通しての家やマンションの売却期間は、1月~3月、9月~11月が多いが、ほかの月より活性化する程度である。
買い取り希望者が増えるのは、進学や転勤、移動時期(春先、秋ごろ)。
「家を売ろう」と思ったら、その時がタイミングだと思って行動した方が良い。
この言葉をそのまま鵜呑みにはできませんが、不動産会社側からすると年中、売り、買いしたほうが仲介手数料も含め、売り上げがあがりますし、仲介・買取どちらでも不動産会社は損をする可能性が低いですから、年間を通じて依頼してほしいというのが本音でしょう。
売りたい時に売るというより売らなければいけない状況になった時に売るという方が多いですから、必然的に不動産会社の思惑通りになっているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
家を売るタイミングを様々な切り口からご説明させていただきましたが、参考になりましたでしょうか。
今回の取り上げたテーマを以下にまとめます。
- 市場動向で家を売るタイミングを決める。
- 築年数(税率)で家を売るタイミングを決める。
- 季節で家を売るタイミングを決める。
- 修繕直後が家を売るタイミング。
- 家を売るタイミングは自身の状況を踏まえよく考えて決める。
- 家を売るタイミングは自身が売りたい時が家を売るタイミング。
家を売る時のタイミングに限らずですが、日常生活でも様々な局面でタイミングが必要な場面がありますが、難しいものです。
もしタイミングが合わなくても焦らず、次のタイミングを待つ余裕をもって家を売るタイミングを考えてください。
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