そろそろ夏がやってきますね!夏は夏で様々な催し物があります。その中でも夏ならではの催しと言えば「花火」ですね。
色とりどりの火の花が夏の夜空に咲き誇る「花火」は春のお花見同様に日本人が好きなイベントの一つなのでは無いでしょうか?
赤ちゃんがいらっしゃるご家庭でしたら、その花火大会を赤ちゃんと一緒に…なんて考えるお母さんやお父さんもいるかもしれません。
住んでいる住宅の庭やマンションの窓からでしたら大丈夫かもしれませんが…花火会場で迫力ある花火を体験させたいと思っている方もいるかもしれません…。
その場合、赤ちゃんを会場に連れて行っても大丈夫なの?花火の音って遠くからも響くのに会場からになると赤ちゃんの耳は大丈夫なの?等々心配事があると思います。
正直、夜ですしお客さんでごった返した会場に赤ちゃんを連れていくのはオススメ出来ないと思います。
ですが、止むを得ない場合もあるかもしれません…その場合相当な「覚悟」が必要らしいです。
当然と言えば当然でしょうね、では今回はどんな「覚悟」が必要なのかを一緒に見ていきましょう。
そして、本題に入る前に、確かに経験は赤ちゃんにとって大事ですが、最も大事なのは赤ちゃんの状態です。そこは頭に入れて行って頂けると嬉しいです。
お出掛けはいつから大丈夫?
赤ちゃんのお出掛けは大人のお出掛けと違い初めての体験や経験に常に刺激を受けて行きます。大人であれば気にしない外の音や空気はどれも赤ちゃんの刺激になり良い経験になりますが、同じくらい疲れて体調を崩してしまう可能性だってあります。
赤ちゃんのお出掛けも生後で段階を踏みます。花火大会のような大きな会場にはどの辺りから連れて行っても大丈夫なのでしょうか?
生後1~2カ月 抵抗力が弱いので基本お出掛けせず家の中が良い
生後3~4カ月 この頃から抵抗力が付いてくるので2~3時間程度のお出掛けなら大丈夫、大きな公園等、ゆったり出来る場所
生後5~6カ月 3~4時間のお出掛けはOK、大きな公園等々広くゆっくり出来る場所
生後7~11カ月 5~6時間のお出掛けOK、動物園や水族館等行楽施設も大丈夫
…という段階を踏むらしいです。生後11カ月で行楽施設が可能でも動物園や水族館等々比較的ゆっくり出来る場所を推奨されているのに花火大会会場なんて大丈夫なの?
花火大会は人ごみ、花火の爆音、突然の光等々、静かな場所のお散歩ですら刺激になる赤ちゃんにとっては負担が大きいと思います。そしてその赤ちゃんを保護するお母さんだって更に負担がかかる訳なのでやはり行くのは避けた方が良いと思います。
ですが、先程も述べた通りやむを得ない場合だってあるかもしれません。その時は覚悟を決めるしか無い…という状況に陥った場合どれ程の苦労が想定されるのかを見て行きましょう。
右も左も人、赤ちゃんを連れて行く覚悟
花火大会はまず凄いのは人ごみ、(逆に人ごみのない花火大会は不安になりますが)移動は困難だと思います…そして夏場という事もあり夜であろうと暑いでしょう…その上人の熱気で蒸し風呂状態になります。
大人だけならば大変でも我慢出来ると思います。ですがそこに生まれて間もない赤ちゃんを連れて行くという事を考えて下さい。
赤ちゃんを連れて行く場合はベビーカーもしくは抱っこになりますね。ですがどちらも移動が大変になります。
ベビーカーの場合、中々進まないのもありますが、ギュウギュウの人の中で位置が低いベビーカーは周囲の人に見え辛いという事があるそうです。
隙間をぬって歩いてくる人に押されてしまう可能性もあります。そして位置が低いベビーカーを背の高い大人達が囲む為、タダでさえ蒸し風呂状態の所を更に蒸してしまう危険性があり赤ちゃんを苦しめてしまいます。
抱っこ紐での移動はベビーカーよりは危険性も低く楽にはなると思いますが赤ちゃんとお母さんが密着する為双方が暑さで汗だくになってしまいます。
なので、なるべく人ごみの少ない時間帯、それこそ開始数時間前から会場に移動して置くのが良いのかもしれません。
ですが、会場に着いて良い場所を取ったとしても苦労はまだまだあります。
赤ちゃんに排泄を我慢してなんて言う事は出来ません。花火大会であろうともしてしまったらおむつ交換をしなくてはなりません。
ですが、花火大会会場は殆どの場合おむつ替えの場所は無いそうです。おむつ替えは場所取りをした自身の敷物の上で行う事になります。
それだけなら良いでのですが、野外という事なので虫に刺される危険だってあります。
次に授乳ですが、こちらも我慢してなんて言えません。おむつ替えの場所同様、授乳出来る場所も基本的に無いそうです。
ですので、授乳も野外…という事になりますね。
なんでそういったスペースを企画側は設けないのか?と思う人がいらっしゃるかもしれません…ですが、恐らくは企画や主催側の方々も「赤ちゃん」を連れてくる場所では無いという考えだから設けないのでは無いかと思います。
花火大会会場の花火の醍醐味と言えば花火の爆音…これは大人や花火を理解している年齢ならば「楽しい」と認識出来ると思います。
ですが、赤ちゃんにとっては恐怖以外何者でもないそうです。突然の爆音の閃光に驚いて大泣きしてしまい泣きやませようとしても連続で花火は上がりますのでそれも至難の業でしょう…。
花火の爆音で耳への障害が心配になりますが、それに関しては花火の爆音で赤ちゃんの鼓膜が破れてしまうという心配はないそうです。ですがビックリして泣いてしまうのでお医者さんから見ても赤ちゃんを花火大会へ連れて行くと言うのはオススメ出来ないとの事です。
他にも、赤ちゃんは体がもろいので脱水症状に陥り易いので頻繁に水分の補充がひつようになりますし、蒸し暑い会場で汗だくになったら汗疹になる可能性だってあります。
夏は手足口病やパンギーナ等の等々の乳幼児がなり易い感染症があるので感染してしまう可能性だってあります。
今はそれほどでは無いと信じたいのですがまだまだ喫煙マナー等の問題で歩きたばこをしている輩だっているかもしれません。
個人的には赤ちゃんにとっての良い経験以上に負担と危険が付いて回ると思います。
個人的には幼少期の怖い経験はそのままトラウマになり花火等の爆音が苦手な子供になってしまう事もありそうなのでやはり赤ちゃんの内は…と思います。
そんなに焦らずとも…赤ちゃんの花火
会場での花火観覧はオススメ出来ないと思いますが、それならば遠くから眺めるのは…と思います。
花火が小さく見え音も小さい離れた高台や土手から夕涼みを兼ねて花火を見るというのでも良いと思いますよ。
それでも、乳幼児期は花火というモノ自体は理解していないらしいので、遠くから花火と教えてあげても飽きたら愚図って泣いてしまうという事も多いようです。
大体、幼児期の3~4歳の幼稚園年中組辺りならば花火を花火と理解できるらしいのでその頃に遠くから花火見物をして本格的に花火大会会場で花火を見るのは小学校に上がってからの方が無難なのかもしれません。
まず赤ちゃんの負担を考えて上げて下さいね。
赤ちゃんを花火大会に連れていくのは大丈夫?それともNG?まとめ
・基本的には赤ちゃんを花火大会に連れて行くのはオススメ出来ない
・行くなら相当な覚悟が必要
・移動、おむつ替え、授乳等々どれも物凄い大変
・赤ちゃんへの負担と危険性も多い
・赤ちゃんの内は遠くから夕涼みを兼ねた見物が無難
・本格的な花火見物はもっと成長してからの方が良い
…以上でしょうか?
赤ちゃんの内は赤ちゃんの内の体験や経験をして花火大会等の大きな経験はもっとあとの楽しみにとっておいても良いと思いますよ?
お子さんと初めて行った花火大会は苦労しかないという思い出よりも楽しかったという思い出の方がお子さん的にも親御さん的にも良いと思いますし。
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