ニキビにピーリングって効果あるの?正しいピーリングの方法とは?

2016年7月5日

女性のお肌のお悩みでとっても多いニキビ。

そのニキビに効くと言われているのが、古い角質を取り除くピーリングです。

美容皮膚科などで行うケミカルピーリングと呼ばれる本格的なものから、お店で買えるようなピーリング石鹸やジェルまで、その方法は幅広く、また手軽に始められるスキンケアの一つです。

実際の美容皮膚科でのピーリングはこんな感じです。

ドラッグストアにもたくさんの製品がありますし、誰でも一度は試したことがあるのではないでしょうか？お肌からポロポロ汚れのようなものが出てくるのは、ちょっと衝撃的ですよね！

私はエステに勤めていますが、お顔だけでなく体のニキビに悩まれている方、男性でもニキビをなんとかしたくてエステに来る方…など、様々なニキビに関する悩みを抱えた方にお会いしてきました。

そういった方たちからよく聞かれるのが、「結局ピーリングってニキビに効果があるんですか？」という疑問です。

ピーリングはスッキリ感がありますが、その後のお肌は、なんだか突っ張る感じがするとか、ピリピリする、という方もいらっしゃいます。その刺激が、かえって良くないのでは？と不安になってしまいますよね。

今回は、ピーリングが本当にニキビに効果があるのか？どうやって使えばいいのか？をご紹介します！

まず初めに。そもそもピーリングとは？

ピーリング（peeling）のpeelとは、「剥ぐ、剥がれる」という意味で、キッチン用品のピーラーも、ここから来ています。その名前の通り、古い角質を酸の含まれる成分によってふやかして、剥がしていくものです

お肌の細胞は内側から新しいものが作られて、外側のものを押し出していきます。古い角質は新しい角質に下から押されるので、本来ならば何もしなくても剥がれ落ちていってくれます。これが「ターンオーバー」と言われるものです。本来は28日周期で、お肌の細胞は入れ替わっています。

しかしこのターンオーバーは、加齢、ストレス、肌ダメージなどによって遅れてしまうことがあります。一人一人違うものですが、遅い方だと40日以上かかることも。

本来自然に剥がれるはずの古い角質がいつまでも残り続けていると、たるみやカサつき、毛穴の詰まりなど、様々なトラブルのもとになります。ターンオーバーが遅れた古い角質を外側から剥がしてあげることを、ピーリングと呼びます。

ニキビに対する効果は？

美容皮膚科やピーリング製品は、古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを取ることによってニキビを改善すると言われています。

ですがここで大事なのは、必ずしも「毛穴の詰まりだけがニキビの原因ではない」ということです！

ホルモンバランスの乱れ、内臓の不調、乾燥、髪の毛などの刺激など、原因はその人によって違いますし、ニキビの状態も違います。白ニキビ、赤ニキビ、黒ニキビ…など種類を分けて呼ばれていますよね。

もちろん毛穴の詰まりは原因の大きな一つですし、ピーリングをして古い角質を取り除くことはニキビ予防に効果的です。が、ニキビそのものを直接撃退することではないということをお忘れなく！

その人のお肌の状態によっては、ピーリングをすることでかえって肌荒れが悪化してしまうこともあります。

ピーリングは必ずしも、ニキビに対して万能な訳ではありません。自分のお肌の状態をよく知り、見極めましょう！

どんなニキビに効くのか？

では、ピーリングが効果的なニキビはどんなニキビでしょうか。

答えは、いわゆる「白ニキビ」です！

ニキビの出来初めのような状態で、そこまで大きくはなく、赤くはありませんが、細かく大量に出来てしまうことがあります。毛穴に皮脂が詰まってしまって、出口が塞がってしまっている状態ですね。

この白ニキビが頻繁に出来てしまうお肌の方は、毛穴が詰まっている状態なので、ピーリングで古い角質を取り除いてあげることが原因解決になります。お肌の状態を見ながら取り入れてみましょう！

逆に、赤く炎症が起きていたり、黄色い膿が出ている状態でピーリングを行うと、ピーリングの刺激によって細胞を傷つけてしまい、悪化させてしまうことがあります。

ピーリングは肌の汚れを落としてキレイにしてくれるように見えますが、使い方がとても大事ということですね。