ダイエットの大敵!生理前を乗り越える方法とは?

2016年7月16日

生理前になると、なんだか食欲が増える、むくみやすいし体重も減らない…など、ダイエットをする多くの女性にとって、生理前というのは大きな壁になるようです。

加えて、イライラしたり体調が悪くなったり、気持ち的な面でも生理前はダイエットの大敵です。せっかく痩せた体重が戻ってしまって、ダイエットのやる気がなくなってしまう時期でもあります。

ですが、生理前の状態も、上手く付き合っていけばダイエットの味方になってくれるのです！

生理前に豆乳を飲んでダイエット、なんていう方法も大流行していますよね。

生理は女性にとって長くお付き合いの必要なもの。上手にコントロールして、ダイエットを成功させるためのコツをご紹介します！

どうして生理前は痩せないの？

まずは、生理前に痩せない理由から説明します。

生理前のイライラ、食欲の増進、体調不良、だるさや貧血、眠気、便秘などの症状は、まとめてPMS（月経前症候群）と呼ばれます。最近はだんだんメジャーな呼び名になってきました。

この時期には、プロゲステロンというホルモンの分泌が活発になります。このプロゲステロンが分泌されると、女性の体は妊娠する準備を始めようとします。赤ちゃんが出来たときのために、栄養や水分を体に蓄えようとするモードに入るのです。

そうなると、栄養を蓄えるために食欲が増したり、水分を蓄えるためにむくみが増えたり、エネルギーを蓄えるために何もする気力が無くなったりします。

これによって、生理前はいつもと同じ生活をしていても太りやすくなってしまうのです。

ただし、普段と同じ食事や生活を心掛けていれば生理後には排出されるものなので、そこまでショックを受ける必要はありません。女性の体にとっては必要なことなのです。

生理前の食欲はどうしたらいい？

PMSが起こってしまうのはしょうがないこと。ですが、だからと言って必要以上に食べ過ぎてしまえばもちろん体重は増える一方です。

でも我慢するのは辛いし、ストレスが溜まるだけ。私自身も、生理前は食事を無限に食べられるような気分になることがあります。

まず大事なのは、体を強い空腹の状態にしないことです。我慢しすぎも良くない、ということですね。食事の量を少なくしてその分回数を増やす、よく噛んで食べるなど、食べ方に工夫をするのも一つの手です。

食べるものは、血糖値を維持して食欲を押さえてくれる、玄米、カボチャ、サツマイモなどを積極的に摂ることがオススメ。むくみが特に溜まりやすい方は、余分な塩分と水分を排出してくれるカリウムが含まれた食品を食べましょう。ほうれん草、キュウリ、豆類、海藻類などがカリウムをたくさん含んでいます。

また、PMSの時期にはビタミンB6が不足し、イライラやだるさを増進させてしまうことがあります。これによって食欲が増してしまう方もいるので、生理前はビタミンB6を摂るようにするのが良いのですが、このビタミンB6が含まれているのが豆乳です。なので、生理前には豆乳を飲むことがダイエットに繋がると言われているのです。

大切なのは、食事の方法と内容を工夫することです！どうしても食べたい欲求を我慢しすぎることも良くないので、ある程度は自分を甘やかしてあげましょう。もちろん、その後キチンと調整することが大事です！

痩せない分は運動したほうがいいの？

残念ながら、PMSの間は体の代謝が下がっている状態なので、普段よりも運動効率は落ちてしまっています。体重が落ちないからと言っていつもより運動量を増やしたりすると、逆にストレスが溜まってPMSを悪化させることもあります。運動した分食欲が増してしまって、結局いつもよりたくさん食べてしまっては逆効果ですよね。

生理中はあまり無理せず、軽いウォーキングやストレッチ、マッサージ、家で出来るような簡単なエクササイズ程度にしておきましょう。

生理前の運動で大切なのは、脂肪を燃焼させることではなく、血行を良くして代謝を維持し、ストレス緩和になることです。