腸内フローラを改善できるのはサプリだけ?腸内環境を整える方法とは?

2016年8月4日

“腸内フローラ”という言葉最近よく耳にしますよね。

でも、実際、腸の状態がどんな時のことを言うのか、

しっかり理解はしていない・・・のが正直なところです。

“腸内フローラ”って一体何なのか？

良い状態や悪い状態だと、

身体にどんな影響があるのかなど、

これから、一緒に“腸内フローラ”について、

正しく理解していきましょう！

“腸内フローラ”とは？

“腸内フローラ”とは、腸内細菌叢（ちょうないさいきんそう）、

簡単に言うと、腸の中に存在する細菌全体のことをいいます。

私たちの腸の中には、

100兆個以上の腸内細菌がすみついています。

細菌を重量で計ると、

なんと1ｋｇ～1.5ｋｇもあるそうです。

この細菌たちは、

腸内に種類ごとにまとまって生息しているのですが、

その様子がまるでお花畑のように見えるので、

“腸内フローラ”と言われています。

腸内細菌って？

腸内細菌は、

大きく３つに分けられます。

①善玉菌②悪玉菌③日和見菌（体調の良い悪いによって善玉菌にも悪玉菌にもなりうる菌）です。

健康な人は、

善玉菌が多く、悪玉菌を抑えていますが、

何かの原因で、悪玉菌が多くなってしまうと、

腸内の腐敗が進み、有害な物質が増えてしまいます。

そうなってしまうと、腸のぜん動運動が悪化して、便秘になったり、

くさいオナラの原因になったりします。

悪玉菌が増えすぎると、

有害な物質を腸から吸収してしまい、

健康を害するリスクを高めてしまいます。

生活習慣病やがんになる確率を高くしてしまいかねません。

常に善玉菌が多い状態が、

腸内環境のバランスが取れている状態ですが、

いったんバランスを崩して、悪玉菌が多くなってしまうと、

すでに腸の中にいる善玉菌では、悪玉菌に勝てなくなってしまいます。

腸内環境のバランスを改善するには

いったいどうしたら良いのでしょうか？

腸内環境の改善方法

腸内環境を改善するには、

善玉菌を増やすのが一番です。

まずは、すでに腸内にいる善玉菌の餌となる食品を

積極的に摂取しましょう。

食物繊維やオリゴ糖を多く含む食品がおすすめです。

海藻類やキノコ類、こんにゃくやゴボウなどには、

食物繊維が豊富です。

たまねぎやアスパラ、バナナや牛乳、はちみつには、

オリゴ糖が豊富です。

毎日の食卓に取り入れると

効果的です。

もう一つの方法は、

“善玉菌”を外から取り入れる方法です。

発酵食品の、納豆やキムチ、味噌汁や

ヨーグルトやチーズには、乳酸菌や、ビフィズス菌などの

善玉菌が多く含まれています。

これらの食品を積極的に取り入れて、

善玉菌を増やすことも大切です。

その他にも、“乳酸菌サプリ”から摂取する方法があります。

サプリから摂取する

“乳酸菌サプリ”といっても、

さまざまな種類のものがあります。

「生きたまま腸まで届く」タイプや、

「胃酸に負けない」もの、

複数の乳酸菌が混合されたものなど、

本当にいろいろあります。

この中からどれが良いが選ぶときに重要なのは、

“自分にあっているかどうか”です。

腸内環境は、人それぞれです。

腸内細菌の種類も100種類以上あります。

今、自分の腸内にすんでいる菌との相性が悪ければ、

胃酸に負けずに腸まで届いたとしても、

効果は体感できないかもしれません。

だからと言って、

すべてのサプリを１つずつ試して実験するのは、

時間もお金もかかってしまいます。

そこで、サプリを取り入れてみる時は、

複数の種類が入っているサプリから試してみるのがおすすめです。

40～50種類の乳酸菌が入っているサプリもあるので、

まずは、それを1週間は続けて、

少しでもお通じが良くなったり、効果が見られたら、

続けて摂取してください。

きっと、自分にあうサプリに出会うことができますよ！