夏と言えば初夏から晩夏まで風景を賑わしてくれる蝉の声!!風流と感じる時もあれば素直にうるさいと感じる時もありますね。
鳴き声と言えばお馴染みのミンミンと鳴くミンミンゼミ、ジリジリと少々鬱陶しく鳴くアブラゼミ、夕方が涼しく感じる頃からリリリリと哀しげに聞こえてくるヒグラシの鳴き声…と様々ですね。
そんな沢山の蝉の中で特徴的な鳴き声の蝉「ツクツクボウシ」。暑さが厳しい真夏が終わり秋に差し掛かる頃に名前の通りに「ツクツクボーシ」と特徴的な鳴き声を聴かせてくれます。
晩夏から初秋にかけて多く鳴き声を聴く蝉なので秋の蝉なのでしょうか??しかし場合や地域のよっては初夏である6月下旬や7月上旬から…という声も??
少し気になりますね…なので今回はそんな秋の訪れを案内する蝉ツクツクボウシについて知っていきたいと思います。
気になる人も別にそうでも無い人もお付き合いの程を!!
どうぞ宜しくお願いします!!
ツクツクボウシの生態は??
ツクツクボウシは他に、「ツクツク法師」や秋に鳴き声を聴く事が多い事からか「寒蝉」とも呼ばれているそうです。
「ツクツクボーシツクツクボーシ」と特徴的な鳴き声を持ち、北海道からトカラ列島、横当島まで日本列島から朝鮮半島、中国と台湾まで東アジアに広く分布しているそうです。
平地から山地の森林に幅広く生息し地域によっては市街地でも普通に生息しているそうです。
ですが、森林等に生息するヒグラシと一緒で基本的には湿地性であり薄暗い森や低山帯で多くの鳴き声が聞こえるそうです。
この発生傾向は中国や韓国等の他の地域でも同じのようです。
成虫は特に好む樹種等は無く、シダレヤナギ、ヒノキ、クヌギ、柿、アカメガシワ等々色々な木々に止まっているそうですが、警戒心が強く動きも素早い為にクマゼミやアブラゼミに比べて捕獲が難しいそうです。
小学生男子あたりはこの捕獲難易度の高さに燃えそうですね…
秋の蝉?実の所は…
先程から晩夏から初秋にかけて鳴き声が聞こえる蝉という事で秋の蝉というイメージが強いツクツクボウシですが…
実は7月からすでに生息し始めているそうです。
しかし、この頃は数が少なく鳴き声も他の蝉にかき消されている為目立たないそうです。後ほど詳しく述べますが八丈島や岡山市や長崎市では7月からすでにツクツクボウシの声が聴けるそうです。
他の蝉が少なくなる8月下旬から9月上旬にはツクツクボウシの数も増えており鳴き声も目立つようになっているそうです。
その為ツクツクボウシの声が目立って聞こえるのが晩夏から初秋にかけてである為に秋の蝉というイメージがついているのですね。
9月下旬には流石に数も減りますが九州等では10月上旬でも声が聞こえる事があるそうです。
ツクツクボウシはアブラゼミ等他の蝉と比べて寒さに弱い蝉なので本来は北日本等寒い気候の地域では川沿いのシダレヤナギ並木等局地的にしか分布していなかったのですが、近年では盛岡や仙台等でもツクツクボウシが増えているそうです。
逆に、アブラゼミの数が激減しているそうで、これは地球温暖化が影響しているのでは無いか?とも言われているそうです。
他にも生態学的に優位な立場にあるアブラゼミが減った事でツクツクボウシが繁殖し易くなったという原因も考えられるようです。
ですが、青森市や八戸市でもアブラゼミは激減しましたがツクツクボウシが増えるという兆候も無いようで、これは盛岡等を違って青森県の気候があまり暑くならないというのが原因なのではと考えられているそうです。
本来は北海道にはいない蝉でしたが近年、北海道進出を果たしてしまったらしく各地で鳴き声が聴けるようになっているそうです。
意外に虫の生態変化というのは環境変化が関わっている…というのが解りますね。哺乳類や鳥類等の動物とは違って数が減る、生態が変化しているという事が起きても一般的には気付かれにくいのですが改めて考えると…という事が多いと思います。
八丈島はツクツクボウシの楽園?
先程少し述べましたが、八丈島では7月からすでにツクツクボウシがその声を上げています。
どうやら伊豆諸島の八丈島では蝉はツクツクボウシしか生息していないようで、ひと夏中ずっと鳴いているそうです。
そして、個体数も非常に多い為に八丈島はツクツクボウシの楽園となっているそうです。この先ツクツクボウシのブームが来た場合は八丈島が注目されますね。
ですので、八丈島では6月下旬から7月上旬ですでにツクツクボウシの早鳴きが聴けるようです。
ですが、本土でも岡山市や長崎市でもツクツクボウシの早鳴きが聴こえるそうです。それについての原因は現在解明中らしいです。八丈島と同じで他の蝉がいない又は少ないのでしょうかね??
八丈島や岡山市、長崎市等の特定の地域を除くとツクツクボウシは夏の終わりを象徴する昆虫とされています。
アブラゼミやクマゼミ等の他の大型の蝉が数を減らしてから個体数が増える為にツクツクボウシは他の蝉と時期的な棲み分けをしていると考えられています。
蝉が鳴くのは子孫を残す為ですからね…他の蝉の声に掻き消されていてはそれも叶いませんのでそういう生態に変わっていったのでしょうか?
ツクツクボウシは晩夏の蝉とされていますが初夏からすでに現れているので本来は夏の蝉のようです。東京でも夏の初めにツクツクボウシの声が聴ける機会が増えているようですが、地球温暖化が原因かは不明らしいです。
先に述べた通り気候だけではなく他の蝉との関係も関わっている可能性も高いようでこれから色々な事が解明されていくのだと思います。
ツクツクボウシは無く頃に…彼らは秋の蝉?生態を知ってみよう!!まとめ
・ツクツクボウシは晩夏から初秋にかけて鳴き声を良く聴く蝉
・実は発生自体は初夏から
・寒さに弱い蝉であるが最近は北日本でも数が増えている
・八丈島はツクツクボウシの楽園
・ツクツクボウシの生態の変化に地球温暖化が関わっているかは不明
…以上ですね。
蝉等の昆虫は苦手な人はとことん苦手ですし、よっぽど好きな人や学者さんじゃないと中々目を向ける機会の少ない生き物たちです。
ですが、かなり地球や環境の変化によって生態が代わっていく生き物なので少し気にしても良いのかと思いますが…蜘蛛や百足類はちょっと厳しいですね私。
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