歯科医院で治療してもらう時って、よく隣にアシスタントのお姉さんがいて、口の中の唾液を吸ってくれたり緊張をほぐしてくれたりしますよね。歯医者が苦手な方でも、小さい頃は特に、彼女たちに気を紛れさせてもらったり落ち着かせてもらったりした人も多いのではないでしょうか?あのお姉さん達って実は歯科助手と歯科衛生士の2種類いるって知ってましたか?
歯科助手は特に資格はいらないので出来る仕事の範囲が限定されがちですが、歯科衛生士は国家資格を持った人たちなので患者さんに直接指導したり、歯石を取ったりして口の中をきれいに保つお手伝いをしてくれます。それぞれの人の口に合った的確なアドバイスをしてくれるととても助かりますよね!
今回は、普段私たちにニコニコ笑顔で接してくれる彼女たちの隠れた悩みを、歯科衛生士でもある私と一緒に探っていきましょう!
人間関係
まず1番大きな悩みとも言えるのが人間関係についてです。どこの職場も人間関係が上手くいってないと仕事がすごーくやりづらいですよね・・。それは歯科医院の中でも同じです!しかも他の人との連携がとても大事な現場なので人間関係がキーポイントと言っても過言ではないと思います。
歯科医院は通常の会社に比べて少人数であり、その割に国家資格保有者の割合がとても多いです。ということは、ただでさえ少人数で濃い人間関係が、違う分野のプロが複数いるので意見がぶつかりやすかったり、それぞれのプライドが邪魔をしたりして衝突が起きやすくなって、より濃度が高い環境になっているのです。
更に、女性が多い職場です。女性同士の特有のあの空気感・・。なんでもみんな一緒にしようとしたり、輪を乱そうとする人を排除しようとしたり、上手く立ち回らないと陰で噂を立てられたりと面倒なことも多いです。いわゆるお局様的な人がいる歯科医院も少なくないと思います。こういった雰囲気が気にならない方は特に問題はありませんが私はめんどくさくて苦手です・・こうゆう私みたいな方、多いんじゃないでしょうか?
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身体的な疲れ
歯科医院によって歯科衛生士の仕事の仕方は多少変わってきます。共通の仕事内容としては大きく分けて3つ。①患者さんに歯磨きの仕方や入れ歯の取り扱い方などを教える業務、②歯石を取る業務、そして③歯科医の治療を隣で付き添って手伝う業務です。
①の業務については、皆さんが小学生の頃に大きな歯の模型を持ったお姉さんたちが歯磨きの仕方を教えてくれたり、歯を赤く染め出しして一緒に磨いたりした記憶があるんじゃないでしょうか?上手く磨けていないと歯が真っ赤になって恥ずかしかったですよね!
歯石を取る業務は、大体の部分は超音波の力を使って機械で取っていきます。キュイーンという独特な音が嫌という人も多いですよね。しかしあの機械だけでは細かい歯石が取り切れないので手作業でまた取ります。歯の石と書くくらい歯石はとても固いんですよ・・!それが終わった後は仕上げに重い機械を使って歯の表面を研磨剤で磨いてツルツルにしていきます。この一通りの工程で、右手にかなりの負荷がかかります。患者さんによっては歯茎の中にまで歯石がついている方がいて、歯科医院によって方針は異なりますが、そちらの歯石も取るとなるともっと固いのでもっと右手に負荷がかかりつりそうになってしまうほどです!日常的にこの負荷はかかるので、中には腱鞘炎になってしまう歯科衛生士さんも珍しくありません。
歯科医の治療補佐の業務については、アシスタント用の椅子が用意されている歯科医院は少ないので、基本は同じ場所でずっと立ちっぱなしで足がパンパンになります。冬は帰りのブーツのチャックが閉まらないなんてザラです。あまりに立ちっぱなしすぎて踵の裏部分がすごく痛くなることもしばしば。歯科医院に複数の歯科医がいる場合はそれぞれ同じ治療でも多少やり方が違ったりして覚えるのも面倒です。治療が長引いたりすると歯科医も人間ですからイライラが募り、八つ当たりされることもあります。それから歯科業界に携わる人全般に言えることだと思いますが、ずっと下を向いて仕事をするのでストレートネックになりやすいです。他に、首から肩が凝るのはもちろん、背中まで凝ったり、血流が悪くなるため頭痛がすることもよくあります。こうゆうのってなかなかつらいですよね。
スキル・知識
歯科衛生士って一回資格取ったらもう勉強しなくていいんでしょ?・・いえいえそれは間違いです。むしろその後の勉強がスキルアップの鍵を握っているくらいです。技術的なことは慣れもあるので、ある程度の器用さが順調に上達すると思います。しかし知識については医療の進歩に伴い新しいデータが日々更新されていくのです・・!学校で習った事はあくまで基本中の基本。それを踏まえて実際の患者さんの口の中を見ても、わからないことがあったり更なる疑問が出てきたり。やはり教科書と実際は違います。それプラス本やインターネットで自分で調べたり、歯科医の意見を聞いたり、時には休日を返上して講習会に参加したりと皆さん知識の吸収に余念がありません。
このご時世いろんな情報が出回り、患者さんの持っている知識もどんどん増えてきています。その知識がまず合っているのか間違っているのか、そしてそれを踏まえて患者さんに合った方法を自信をもって提案できるようにする為にはまず自分が常にアンテナを張って知識を吸収しておかないと対応できないのです。
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歯科衛生士の抱える悩みとは?まとめ
- 国家資格を持っている人の割合が多く意見がぶつかりやすい。
- 女性の多い職場で特有の空気感がありめんどくさい。
- 歯石除去する工程で右手に負荷がかかり腱鞘炎になる恐れがある。
- 立ちっぱなしで足がパンパンになる。
- 下向きの時間が長く、首に負担がかかりストレートネックになりやすい。
- 日々知識を吸収しないと患者さんに対応できない。
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以上6点になると思います。笑顔の裏にはこんな苦労があったんですね!
ここまで、歯科衛生士の悩みということで短所ばかり見てきましたが、歯科衛生士は皆さんのお口を通して健康を守る大切なお仕事です。それに大変なことが多い分、患者さんのお口が健康になっていくのを見たり喜んでもらえるとそれだけで疲れも吹き飛びます。もし歯科衛生士を目指すならこれらのことを踏まえて、笑顔の素敵な患者さんに優しい歯科衛生士になってもらいたいですね!
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